赤嶺(A)決(K)めれば(B)48点、略してAKB48だ!?

 仙台が今日30日、ホームで広島との首位攻防戦に臨む。仙台のセンターならぬ、エースFW赤嶺真吾(28)はここまでJ1通算47ゴール。勝ち点2差の2位広島を突き放す一撃を狙う。また「スカパー!

 Jリーグ2012」のオフィシャルサポーターである乃木坂46のメンバーが29日、日刊スポーツ東北総局に来社。今日の試合前にはライブを行い、前半戦の大一番を盛り上げる。

 「Beginner」時代から積み重ねたゴールは47。記念すべき?

 48点目も、赤嶺は意に介さない。「自分の(AKB48についての知識)は薄いですからね。有名な曲とか、ドラマに出てる有名なメンバー2、3人が分かるくらい。全然知らないですよ」と苦笑する。チームにはAKBファンも少なくないが、赤嶺はそうでもないというから無理もない。

 その48点目は右か左か、それとも頭か。本命は頭だ。昨季は7得点を挙げてヘッド得点王に輝き、今季もすでに3ゴール。通算でも利き足の右足19点に次ぐ、18点を稼いできた。さらに、3バックを基本とする広島守備陣はクロスボールの対応にもろさを見せることがあり、実際に6日のナビスコ杯ではサイド攻撃から2点を奪っている。「上からマリコ」ならぬ“上からシンゴ”のヘディング弾に期待が膨らむ。

 負けられない前半戦のヤマ場。しかし、ここでも平常心を強調した。「まだ半分も終わってない。自分自身は普通にいきます。どんな試合でも、点を取れればいいと思っているので」。右内転筋の肉離れからスタメン復帰した27日のナビスコ杯磐田戦では、早速1点決めた。「痛みのリバウンドとかもない。大丈夫。全部確認して試合に出たんで」と、まさに万全だ。

 これまで夏に弱いと言われてきた仙台。6月無敗で首位固めをして7月に入り、今年こそは「真夏のSounds

 good!」といきたいところ。自然体の絶対エースが独走ののろしを上げる。【亀山泰宏】