ナビスコ杯決勝清水戦(11月3日、国立)に臨む鹿島に“新戦闘服”がそろった。右袖に同杯のワッペンが縫われたユニホームが30日、茨城・鹿嶋市内のクラブハウスに到着。決勝戦を戦うチームのみがつけられるもので、大一番を前に完成した。左胸にはタイトル10冠を意味する大きな星。そして左袖の星5つと合わせて、クラブにとって16冠目の日本一獲得に向けて、戦闘態勢が整った。

 国立での一発勝負は、優勝した昨年に続きフィールド選手が白ユニホームで臨む可能性が高い。同杯の規定上、アウェー側となる鹿島は通常であれば青を着るが、中3日でリーグのアウェー大宮戦で着るために、サードユニホームである白が濃厚だ。日程の妙が生んだ偶然に、クラブ関係者は「優勝した昨年と同じだから縁起はいい」とニヤリ。同杯通算勝利数で1位清水(71勝)と2位鹿島(70勝)の頂上決戦で“白”星を飾れば、名実ともに同杯史上トップに立つ。