J2山形の奥野僚右監督(43)が7日、「このような状態だと、来季の話にはならない」と語った。オフ明けのこの日、チームは最終節の岡山戦(11日、NDスタ)に向けて練習を再開。メニューを消化後、報道陣から来季に関する質問を受けると、神妙な面持ちで口を開いた。4日の大分戦に0-3で敗れ、J1への復帰の可能性が消滅。「選手やクラブにとっても、今年得た教訓を来季に向けて生かさないといけない」と続けた。

 今季から指揮を執る奥野監督の契約は1年。リーグ序盤には5連勝を記録するなど前半戦を首位で折り返した。しかし、中盤以降は深刻な得点力不足を解消できず、ここ10戦で1勝3分け6敗と失速。6位以内の昇格プレーオフ進出も逃し、順位も10位まで後退した。クラブ側も契約更新については白紙の状態とされ、今後の話し合いで去就が決まるとみられる。