清水のMF村松大輔(22)が旧友の活躍を刺激に、残り3試合に臨む。11日に前所属のJ2湘南が、J1昇格を決めた。DF鎌田など現在も連絡を取り合うチームメートもおり、日程が合えば神奈川まで応援に行くこともあった。村松は「湘南の結果だけはずっと気にしていました。J1の舞台で戦えるのはすごく楽しみです。良い刺激をもらったし、自分も負けていられない」と、話す。

 この日、明日17日に行われるホームG大阪戦に向けて完全非公開で約1時間半の調整。相手は、加入後12試合で13得点をマークする強力助っ人FWレアンドロを擁する難敵だが、村松は「得点力はすごいけど、声をかけ合ってうまく連係して守れば抑えられる」と、自信をのぞかせる。アフシン・ゴトビ監督(48)も「相手に、決定的なチャンスはほとんど作らせていない。満足できる守備ができている」と、太鼓判を押す。

 現在、チームは3位浦和、4位名古屋と勝ち点1差で5位につけている。アジア・チャンピオンズリーグ出場権を逆転でつかみ取るためにも、残り3試合は負けられない。村松は「ガンバには経験豊富な選手も多いけど、自分の良さを出し切ってチームの勝利に貢献できるように頑張ります」と、力を込めた。【前田和哉】