清水のFW大前元紀(22)が16日、3位以内に与えられるアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得に向けて闘志を燃やした。現在、ドイツ1部のデュッセルドルフから正式オファーを受けているが「まだ何も決まっていないし、まだ清水の選手。ACL出場のチャンスもあるし、チームのために全力で戦うだけ」と誓った。

 今日17日のホームG大阪戦を翌日に控えたこの日は、完全非公開で約1時間半の最終調整に励んだ。大前は、公開された冒頭15分でも気合の入った表情を見せるなど、気合十分。「個人的な目標の15得点まであと3点だし、自分が点を取ればチームの勝利、ACL出場に近づく。狙っていきたい」。3試合を残し、チームは3位浦和を勝ち点1差で追う5位。絶対に負けられない一戦で、エースとしてゴールネットを揺らす。【前田和哉】