浦和を今季限りで退団するFW田中達也(30)が7日、さいたま市内で行われたミニゲームで、主力組に入った。リーグ戦でワントップを務めていたFW原口が、3日に急性虫垂炎の手術を受けて全治3週間と診断され、天皇杯4回戦の横浜戦(熊谷)の出場は絶望的。代わりにワントップに入ったのが、田中だった。

 トップ下のMF柏木、MFマルシオ・リシャルデスと流動的にポジションを変え、パス交換でリズムを作った。今季、先発出場はリーグ戦、ナビスコ杯、天皇杯ともに1試合ずつ。田中は「今週は(プレーの)内容より、コンディションを戻すことをメーンに意識してやりたい。試合に出られるチャンスがあるなら、先発でも途中でもやりたい。(天皇杯決勝の)元日までやるつもりでいる」と言った。