G大阪キラーのC大阪MF枝村匠馬(26)が、明日23日の天皇杯準々決勝G大阪戦(長居)でダービー弾を狙う。21日の練習では主力組の右MFとしてプレー。清水時代を含め、G大阪戦は過去8得点を挙げており、今季の大阪ダービーでも2得点。清水時代にも磐田との静岡ダービーで3得点の男は「(G大阪は)相性はいい。点の取り合いになると思うが、チームは勢いがあるのでそれを出していければ」と、自信をのぞかせた。

 C大阪は公式戦ここ4試合、大阪ダービー負けなし。帰国したレビークルピ監督に代わって指揮をとる小菊コーチも「去年のACLからG大阪に対してはいいイメージしかない。僕も育成スカウト時代から15年間G大阪に追いつけ追い越せでやってきたが、勝ってG大阪の時代にピリオドを打ちたい」と意気込んだ。

 今日22日は全体練習後、観客、報道陣を完全シャットアウトし、非公開でPK練習を行って本番に備える予定。万全の準備で2年連続の天皇杯4強進出を目指す。【福岡吉央】