札幌が昨季までJ2熊本でプレーし、現JFLカマタマーレ讃岐の韓国人DF趙成真(チョ・ソンジン=22)を獲得することが23日、分かった。今後、条件面を詰め、明日25日にも正式発表される。

 187センチの長身センターバックで、サイドバックも兼務できる22歳。若手中心になる来季はDF櫛引、奈良の10代コンビに主力として期待がかかるが、2人だけで過酷なJ2は戦い抜けない。クラブ幹部は「2人にとってライバルとなる選手がいないと成長につながらない」と話しており、趙獲得でセンターバック争いを激しくさせる。

 昨年5月8日のJ2札幌戦ではフル出場し完封勝利に貢献。今季はJFLながら讃岐の主力DFとしてリーグ32試合中30試合にフル出場と、ケガに強く警告数が少ないのも売りだ。また、ブラジル・ローマDFルイス・パウロ(22)の獲得も確実で、来季はFWテレ(22)、GK李昊乗(23)も含め4人の外国籍選手で臨むことが濃厚となった。

 ◆趙成真(チョ・ソンジン)1990年12月14日、韓国・大田広域市生まれ。鳳山中、儒城生命科学高から09年にJ2熊本入り。同年3月25日の愛媛戦でJデビュー。同6月3日湘南戦で初得点。今季はJFL讃岐でプレー。J2通算52試合1得点。187センチ、78キロ、右利き。