G大阪は1日、10年まで清水で指揮を執った長谷川健太氏(47)が新監督に就任することを正式発表した。契約期間は1月15日から来年1月末まで。成績に応じて複数年になるオプションが付けられたもようだ。長谷川新体制で1年でのJ1復帰を目指し、来年即J1で優勝できるチームへの再建を目指す。

 新スタッフには、清水時代に長谷川氏をコーチとして支えてきた小井土(こいど)正亮氏(34)を分析担当として招聘(しょうへい)することが決定的。実好コーチがヘッド格で残留し、G大阪などでプレーしたブラジル人のシジクレイ氏も入閣予定。5~7人の充実したコーチ陣で戦うことになりそうだ。

 C大阪、柏が獲得に乗り出しているMF家長昭博(26)は退団が濃厚で、DF中沢聡太(30)は川崎F、MF佐々木も仙台への移籍が濃厚だが、日本代表MF遠藤保仁(32)、DF今野らほかの主力の大半は残留する見込み。複数のJ1クラブからオファーを受けていたDF藤春も残留を明言した。

 C大阪などからオファーを受けていたMF倉田も残留が濃厚で「来季は今までのG大阪のサッカーじゃダメ。全員がレベルアップし、広島や柏のように(J2で)力を付けて、(昇格1年目で)J1で優勝するくらいの気持ちでやらないといけない」と、西の名門復活を誓った。