俺には自信がある!

 J2G大阪の再建を託された長谷川健太新監督(47)が15日、大阪・万博練習場を初訪問した。スーツ姿であいさつを済ませると、夫人同伴で新居探しへ向かった。1年でのJ1復帰へ、いよいよ21日から始動する。10年度まで清水を率いた指揮官は、3年ぶりの現場復帰に向け気持ちも高ぶってきた。昇格への意気込みを問われると、紳士的に答えた。

 「自信がなければ(監督を)受けていないですから。当然、そういう思いでいます。ぜひ結果を得られるようにしたい。大きくチームを変えるつもりはないですし、ガンバにはガンバのスタイルがある。誠意を持って(期待に)応えていきたいと思っています」

 幸いにも、J2降格にもかかわらず主力のほとんどが残留した。攻撃的スタイルは継承、その上で「健太流」のスパイスを加え、再建に着手する。クラブも初のJ2で、指揮官にとってもJ2は初体験。それでも、確かな自信がある。

 「厳しい戦いになることは想定している。でもサッカーの試合をすることは変わらない。勝つために、ベストを尽くすだけです」。常勝クラブ再建という重大任務を課された「健太ガンバ」が、いよいよ船出する。【益子浩一】