横浜のホーム開幕戦(3月2日、対湘南)が日産スタジアムで開催できない可能性が浮上した問題で、クラブ側は同会場で試合を行う方向で調整していることが24日、分かった。陸上トラックのラバー張り替え工事が14日の大雪で大幅に遅延。公式戦を行うためのリーグ規定を満たせない恐れがある中、会場側も急ピッチで作業を進めている。

 万が一に備えてニッパツ三ツ沢球技場を仮押さえ済みだが、日産スの観客収容数が約7万2000人なのに対し、ニッパ球は約1万5000人。グッズ売り場などを出店できるスペースも違い、最大2億円近い収入の差が出る。クラブ関係者は「毎年ホーム開幕戦は注目される一戦。日産スタジアムでできるように最善を尽くしている」と話した。