冷たい雨にタイトルの予感!?

 鹿島は18日、約200人のサポーターが見守る中、茨城・鹿島神宮へ必勝祈願に訪れた。例年なら選手は参拝通路で宮司の祈りに頭を下げるが、雨に見舞われたこの日は5年ぶりに本殿へ上がって祈念。神により「近い」位置からの「誓い」はかないやすいのか?

 チームスタッフが「前回、必勝祈願の日に雨が降った年は優勝したんじゃないかな」と振り返ったように、雷雨となった08年はリーグ制覇を達成している。

 参拝前から“予兆”はあった。今季は1月28日の新体制発表記者会見が大雪で延期となり、宮崎キャンプ始動日の今月5日も雨が降るなど節目が悪天候と重なっている。鹿島にとっては“恵みの雨”であるかのように、宮崎キャンプ中に故障者は出ず、4季ぶりのリーグ制覇と7年連続のタイトル獲得に向けて視界良好。選手会長のMF遠藤康(24)は「全ての大会で優勝できるようにする」とあらためて目標を口にした。【湯浅知彦】