元日本代表の鹿島MF中田浩二(33)が“第3の定位置”に復活をかける。昨季は3月に左膝半月板損傷、8月には左足関節靱帯(じんたい)損傷と2度の大けがに泣き、リーグ戦出場はわずか5試合。「去年はチームに貢献できなかった」と言う。今季はセレーゾ監督の意向もあり、本職のセンターバックやボランチではなく、左サイドバックでの起用が中心となりそうだ。05年、トルシエ監督が率いたフランス1部マルセイユでもプレー経験があり、宮崎キャンプ中の練習試合や20日の守備メニューでもプレー。「そうなるんじゃないですか。これだけやってますし」と本腰を据えて定位置獲得を狙う。

 02年のW杯日韓大会でも最終ラインの通称「フラット3」で左を任されており、同サイドの適性は高い。「不安はない。監督が求めるところでチームに貢献するだけ」と雪辱を誓った。