<ナビスコ杯:C大阪2-1鳥栖>◇1次リーグ◇15日◇金鳥スタ
C大阪が鳥栖に逆転勝ちし、2年連続の1次リーグ突破を決めた。後半41分にルーキーFW南野拓実(18)がJリーグ開幕20周年の記念日に決勝ゴールを決めた。アシストしたのはチーム最年長FW播戸竜二(33)。Jリーグが誕生したときには生まれていなかった南野と、歴史をつくってきた播戸。15歳差コンビの活躍が白星をもたらした。
Jリーグの歴史を感じさせる15歳の年の差コンビが試合を決めた。後半41分、DF酒本が右サイドから上げたクロスをFW播戸が右足アウトで後ろに流し、走り込んだFW南野が右足でボレー。ともに途中出場したルーキーとチーム最年長があうんの呼吸で、決勝トーナメントへの切符をつかみ取った。
「チームで奪ったゴール。絶対に来ると信じていた。20年前はまだ生まれていないけど、伝統あるJリーグの記念すべき日にゴールできたのはうれしい」。南野が生まれたのはJリーグ創設3年目の95年。一番古い記憶は、C大阪が優勝争いをしていた05年。開幕当時のことは最近テレビの映像を見て知ったという。
今年の開幕戦では先発に名を連ねたが、4月以降は先発を外れ、控えに回ることが増えた。そんな南野に日ごろの準備の大切さを教えているのが播戸だった。南野は「学ぶことはめちゃくちゃ多い。練習での姿勢や昔の話をよくしてくれるんです」と、感謝の思いを口にする。
決勝点をアシストした播戸は20年前、中学生だった。J開幕戦をテレビで見ていたというプロ16年目のベテランは「20周年の節目の試合に出られたことは幸せなこと。開幕の時に生まれていない若い選手がゴールを決めたのは素晴らしい。Jリーグが少しずつ歴史になってきている」と、感慨深げに語った。
Jリーグ開幕と同じ93年にクラブができたC大阪にとっても、今年は節目の20周年。クラブ創設以来初のタイトル獲得を目指すチームにとって、ベテランと若手が融合しての決勝トーナメント進出は、大きな収穫だった。【福岡吉央】



