仙台MF太田吉彰(29)が大先輩の教えを胸に、アウェー清水戦に臨む。ここまでフィールドプレーヤーでは唯一、アジア・チャンピオンズリーグを含めた公式戦全17試合に出場している走り屋は、明日25日もスタメンが濃厚。10年の仙台移籍後、勝ったことがない相手だが「いつまでもやられるわけにはいかない。5月に入ってリーグ戦は2勝1分けだし、今回は自信がある」と宣言した。

 23日、磐田時代にお世話になった元日本代表MF藤田俊哉氏(41)の送別試合が行われていた。「俊哉さんは一匹おおかみタイプだったけど、よく食事にも連れていってもらって、いろいろ教わった。長くサッカーをやれてるのは、あの人のおかげもある。今も家にはツーショット写真が飾ってあるよ」。数字にこだわる太田にとって、MFとして史上初の100得点を達成した藤田氏はまさに理想。「点も取れてアシストもできる。プレースタイルは違うけど、得点感覚とかはお手本だった」と話す。

 アシストなどで質の高いパフォーマンスを見せているものの、3月9日の鹿島戦以来ゴールからは遠ざかっている。かつて、藤田氏とともに静岡ダービーでしのぎを削った清水戦。引き継いだ魂を日本平のピッチで表現する。【亀山泰宏】