<J1:C大阪2-1名古屋>◇第13節◇25日◇金鳥スタ

 C大阪FW柿谷曜一朗(23)が2試合連続となる今季9点目を挙げ、得点ランクトップタイに躍り出た。1-0で迎えた後半22分、MF枝村からのロングパスを左足アウトサイドでトラップし、即座に右足でシュート。高難度の技ありトラップで、元日本代表DF闘莉王を置き去りにした。終了間際に1点を返され、これが結果的に“決勝点”になる価値ある1発だった。

 「イメージ通り。一流のDF陣がそろっていて足も長いので、ああいうのでしか入らないと思った」。これで開幕から13試合で9得点。公式戦3戦連発、5月のリーグ戦5戦5発と絶好調で「得点ランキングは意識していないけど、決勝点を取っていけばおのずと(順位は)上がるかなと思う」と、笑みを浮かべた。

 この日、会場には昨夏C大阪からニュルンベルクに移籍した同い年の日本代表FW清武が観戦に訪れていた。今回は日本代表に選ばれなかった柿谷だが、いずれ日の丸を背負う可能性を持つ逸材は「前も(元同僚でフランクフルトFW)乾くんの前で決められたし、C大阪でも皆、頑張っているのを見せられてうれしい」と胸を張った。

 7月のC大阪との親善試合に向け、視察に訪れていたマンチェスターU関係者も歓喜に沸くゴール。普段は辛口のレビークルピ監督も「今の柿谷の技術は(ブラジル代表FW)ネイマールのレベルに近い。ブラジルに行ってもトップレベルだし、世界の中でも非常に優秀な選手」と絶賛した。

 大宮が勝ったため、首位との勝ち点は9差のままだが、エースの活躍で7戦連続不敗。29日の2試合を最後に、Jリーグは日本代表の活動のため約1カ月中断するが、7月からの再開後も柿谷劇場はまだまだ続きそうだ。【福岡吉央】