<J1:清水2-0仙台>◇第13節◇25日◇アイスタ

 逆襲ムードがしぼむ5月初黒星となってしまった。仙台が清水に敗れた。ミスで流れを失って先制を許し、前がかりになったところをカウンターで追加点を奪われる悪循環。攻撃面でもいったん相手に守りを固められると有効な打開策がなく、課題を露呈した。これで手倉森誠監督(45)の就任以降、このカードは1分け6敗。次節29日の浦和戦で完敗のショックを振り払いたい。

 またしても清水に屈した手倉森監督は「今年こそと話していたが…。イージーミスで気持ちもパスもつながらなくなってしまった。自滅だった」と力なく話した。立ち上がりは狙い通りに相手サイドバックの裏を突いて主導権を握ったが、徐々にパスの乱れが目立ち始める。ユアスタに比べると刈り高が短く、きれいに整備された芝は球足が速い。鎌田は「技術の低さ」と言い訳しなかったが、組み立ての段階からミスが続出。「自信を失いかけていた」(同監督)という蜂須賀を前半で代え、故障明けの石川を左サイドバックに入れても、傾いた流れを取り戻すには至らなかった。

 今季公式戦18試合で逆転勝ちがゼロ。指揮官が「足元のパスばかりで大胆さにかけた。ブロックを組まれた時にどうするか」と指摘したように、後手を踏むと一気に苦しくなる。角田は「プレッシャーはきつくないし、全然つなげるのに、ボールを持つことを怖がっている選手がいる。今後、こうして固めてくる相手が増えるはず。基本的なプレーを見直さないときつい」。安易にロングボールを蹴ったり、フリーでも簡単に味方へボールを預け直す傾向に危機感をにじませた。

 次はカップ戦を含めて過去8試合勝ったことがないアウェー浦和戦。角田の出場停止は痛いが、意地を見せるしかない。【亀山泰宏】