J2経由でW杯!
G大阪に復帰した元日本代表MF宇佐美貴史(21)が18日、大阪・万博練習場で会見した。期限付き移籍で2年間在籍したドイツでは活躍できず、無念の古巣復帰。それでも「ガンバで結果を出せば、代表は見えてくる」と14年W杯ブラジル大会のメンバー入りを目標にした。Jリーグの移籍登録が完了すれば、7月20日のホーム神戸戦が復帰戦となる。
まるでW杯メンバー入りをしたかのような雰囲気だった。宇佐美はこの日からG大阪に合流し、2部練習の合間に新助っ人ロチャとともに会見に出席した。テレビカメラがズラリと並び50人以上の報道陣ですし詰め状態に。J2のクラブとしては超異例だ。堂々とした様子で古巣に戻ってきた思いをならべた。
「苦しい2年間で、大きな挫折をした。この悔しさを生かさないといけないし、自分を奮い立たせるには十分すぎる経験をしてきたと思う。自分自身まだムラがある。全ての面でレベルアップしないといけない」
強豪Bミュンヘンでは、1年間でリーグ戦3試合しか出番がなかった。ホッフェンハイムでも事実上の構想外。思い描いた理想とは大きな隔たりがあった。日本代表MF本田が「宇佐美はもっと活躍する予想だった」と明かしたほど。だが挫折してもまだ21歳。やり直しはきく。欧州クラブからのオファーもあったが、一から出直す意味で復帰を決断。胸には14年W杯への意欲もある。
「悩みましたけど、自分はガンバでやった方がいい。いい結果を出せば、代表は見えてくる。日本だろうが、欧州だろうが、結果を出せばいい」
登録の関係で復帰戦は1カ月先になるが、この日は精力的に2部練習を消化。背番号は「39」に決まった。「3は僕にとってラッキーナンバー。本当は33を狙っていましたけど(空き番では)なかったので、より3に近い39にしました」。11年以来の代表復帰、そしてW杯へ-。かつて「G大阪の至宝」と呼ばれた原石は、J2から再出発する。【益子浩一】



