「ハマのメッシ」が、ザックジャパンで不敗神話を継承する。東アジア杯で日本代表デビューを果たした横浜FW斎藤学(23)は2日、横浜市内で調整し、今日3日の湘南戦(BMWス)に備えた。得点した公式戦は、レンタル移籍していたJ2愛媛時代の11年7月の東京V戦から、先月の東アジア杯も含めて19試合連続無敗記録を継続中。昨年5月の浦和戦からは11連勝中で、サッカーの神様を味方につけている。

 日本代表で不敗神話と言えば、6月のW杯アジア予選イラク戦まで、得点した22試合は21勝1分けと無敗を誇ったFW岡崎慎司(27=マインツ)だ。しかし、それも同月のコンフェデ杯イタリア戦で止まった。

 そこで、新たな不敗神話を武器に名乗りを上げるのが斎藤だ。東アジア杯オーストラリア戦でドリブルから代表初得点を決めると、日本は3-2で勝利した。左右のMFをこなせる斎藤は岡崎とポジションが重なり、定位置争いのライバルとなる。「岡崎さんの運動量はすごいと聞く。代表で一緒にやってみたい」と願望を持つが、今後も代表で勝利につながるゴールを決めれば、レギュラーを奪える可能性もある。

 湘南は今季開幕戦で勝ち越し弾を決めた相手。「勝ちにつながるゴールが一番。チームが欲しいところで決めて、それを継続していかないと」と斎藤。14日ウルグアイ戦(宮城ス)の招集をにらんで、不敗神話を継続させる。【由本裕貴】