新助っ人がボランチで能力の片りんを見せた。J2山形に加入したウルグアイ出身MFアルバロ・ペーニャ(24)が13日、平成国際大との練習試合(45分×2)で実戦デビュー。1本目はセンターバック、2本目は守備的MFの位置で計65分間プレーした。気温0度の母国から来日して約1週間。コンディションは万全ではないが「暑さに慣れるのにもう少し時間が必要だけど、選手の特徴がわかってよかった」と話した。

 ほぼ見せ場のなかった1本目とは別人のような動きだった。中央でパスを受けると、すぐさま左右に展開しチャンスメーク。視野の広さをアピールし、奥野監督は「配球して自分も動きだす、チームになかったプレーを表現してくれるのではないか」と評価した。守備では1対1の強さを発揮する場面はなかったが、調整段階。「どのポジションでもチームが機能することが一番大事」というまじめな助っ人が、新たな風を吹き込む予感がする。【鹿野雄太】