清水は23日、GK高木和徹(たかぎわ・とおる、18)のトップ昇格を発表した。ユースからGKの昇格は、04年の山本海人(28=現J2神戸)以来10年ぶり。JFAアカデミー戦後に仮契約を済ませた高木和は「トップチームに上がることが夢だった。それだけを考えてやってきたので、言葉では言い表せないほどうれしいです」と笑顔で喜びを口にした。

 高木和はハイボールへの対応と強いリーダーシップが魅力で、U-18日本代表にも選出されている。この日、試合を観戦した原強化部長は「コミュニケーション能力が高くて、守備陣をきっちり動かせる」と評価。さらに、現在正GKとして活躍するGK櫛引政敏(20)の名前を挙げ「早い段階でレギュラーを争える」と期待を寄せた。高木和も「自分にもチャンスはある。1年目から試合に絡めるように、1日1日やっていきたい」と意気込みを語った。

 ◆高木和徹(たかぎわ・とおる)1995年(平7)4月15日、栃木県野木町生まれ。野木SSS-野木二中-ヴェルディサッカースクール小山を経て清水ユースに所属。静岡サレジオ高在学中。U-17、18日本代表。家族は両親と姉。183センチ、80キロ。右利き。血液型A。