優勝報告は欧州方式で!

 来月2日のナビスコ杯決勝(東京・国立競技場)に挑む浦和が、タイトル獲得なら、当日夜に優勝報告会を浦和駅前で行うことが20日、分かった。これまで優勝チームが決勝戦後にホームスタジアムに移動して報告会を行ったり、数日経過してからホテルなどで祝勝会を開催することはあった。だが優勝直後にスタジアム以外で報告会を行うのは国内では異例。サポーターだけでなく、道行く市民とも喜びを分かち合う。

 11月2日は、さいたま市浦和区制10周年を記念して「第1回

 浦和区民まつり」が開催される。その会場の1つで中心部の、浦和駅東口駅前市民広場で行う方向で進められている。区民まつりは午前10時~午後3時だが、使用したステージを解体せずに残し、選手らが戻るのを待つ。

 欧州では、市内で報告会を行うのは一般的だ。スペインのRマドリードは優勝を決めれば、マドリード市内のシベレス広場に集まり喜びを分かち合う。10年W杯南ア大会で優勝したスペイン代表は、試合終了後すぐに飛行機に乗り帰国。そのままマドリード市内をパレード後、首相官邸のステージ上で報告会を行った。

 ナビスコ杯決勝が終われば、すぐにリーグ戦へ切り替える必要がある。優勝争いを繰り広げているために、別の日にパレードなどを行う予定はない。関係者は「サッカーのまち浦和が盛り上がり、まちとチームが一体になれれば」と話している。