東京の日本代表DF森重真人(26)が「柿谷封じ」に自信を見せた。C大阪戦(10日)でのキーマンは、間違いなく同代表FW柿谷。今季J1で17点決め、10月の東欧遠征ではともに参加した。現在の代表は海外組が主流ではあるが、Jでマッチアップが実現。合宿中の練習で、何度も対戦した森重は「裏ですよね。思っている以上にスピードがある。1歩2歩先に動けば対応できる」と肌で感じた特徴はとらえている。

 東欧遠征では影を潜めて無得点だったが、裏への飛び出しには「イメージとしてC大阪の選手は、代表よりも柿谷のことを見ている」と、出し手であるMF山口、扇原との連係も警戒。当日は、クラブ関係者によると「柿谷効果」でチケットはすでに4万枚を売り上げており、今季最多動員が期待される。森重は「柿谷効果はすげーな!」と驚きながらも、動員の恩は完封で返すつもりだ。