磐田は11日、磐田市内で練習を行った。この日、前日10日の鳥栖戦に出場した主力組は約30分間、パス回しなどの軽めのメニューで汗を流し、出番がなかった控え組は静岡産大と練習試合を行った。練習後、取材に応じた関塚隆監督(53)は「これからも選手のサッカー人生は続くし、クラブも続いていく。『ここからがまたスタートだ』と選手には伝えた」と話した。

 結果を残せなかった悔しさで選手に笑顔はなかったものの、気持ちを切り替えるしかない。リーグ戦は残り3試合となり、ホームは次節横浜戦と最終節大分戦の2試合が残っている。今季はここまでわずか3勝。このままシーズンを終えれば、リーグワースト勝率に並ぶことになる。これ以上サポーターの気持ちを裏切るわけにはいかない。

 MF山田大記(24)は「プロとして結果にこだわりたい。戦う理由はある」。FW金園英学(25)も「来年J1でプレーできない悔しさはあるけれど、この3試合を無駄にしてはいけない。来年につなげるためにもしっかり戦いたい」と表情を引き締めた。【神谷亮磨】