大宮の来季の監督候補に、東京の大熊清テクニカルダイレクター(49)が浮上していることが11月30日、分かった。大熊氏は東京を99~01年、10年途中~11年と率いた。10年はJ2に降格するも、11年にはJ2と天皇杯で優勝に導き昨季からテクニカルダイレクターに就任。大宮の鈴木茂社長(60)はこの日、来季の監督候補について「日本人に絞って交渉しているところ」と話し、監督の理想像については「大宮はもともと守備がベース。無駄な失点をせず、しっかり守って速い攻めができるなら」と話した。

 大宮は今季前半、首位に立つなど快進撃を見せたが、8連敗を2度喫するなど後半は失速した。途中から指揮を執った小倉勉監督(47)岡本武行GM(45)古矢武士強化部長(43)の退任は発表済み。GMには外部から招聘(しょうへい)を進めており、体制を刷新して来季へ臨む。