磐田は5日、磐田市内で7日のホームでの最終節大分戦に向け調整を行った。チームは今季わずか3勝で、現在2勝の大分に敗れれば、年間勝利数がリーグワーストタイ(10年の湘南の3勝)になってしまう。MF山田大記(24)は「しっかり勝ちます」と必勝を宣言した。

 リーグ終了後の今月中旬、スコットランドリーグの名門セルティックへの練習参加が決定した。代理人を通じて練習参加できるクラブを探した中、セルティックに決まった。期間は約1週間で「移籍を前提にした練習参加ではなく、あくまで武者修行」と話す。「今季は、自分の力不足で(J2に)落ちてしまったのは感じている。東アジア杯が、代表という意味で次につながっていないのが現状。何かを切り開いていかないと自分のサッカー人生は飛躍していかないんじゃないかと。その1つとしての練習参加」と意欲を示した。

 英語もクラブの通訳に教わっており「出たとこ勝負。大丈夫でしょう」と笑う。来季は磐田との契約が残っており、クラブもJ1昇格のために山田の力を必須としている。「刺激にもなるだろうし、学べることがあると思う。行って悪いことはない。ジュビロにとっても帰って成長した姿で来季戦えればいいし。クラブもそういう意味で理解を示してくれている」。武者修行の前に、まずはホーム最終戦を白星で飾り、来季の飛躍につなげていく。【岩田千代巳】