仙台の“ゼロ次キャンプ”はハードな内容で幕を閉じた。鹿児島出発前最後の24日の練習は、いきなり25メートルのシャトルランからスタート。次々と脱落していく中、最後は左サイドバック同士の一騎打ちとなった。DF石川直樹(28)は「きつかったけど、絶対負けたくなかった」。トップタイの本数をマークした新人の二見は「周りを見る余裕はなかったので、1位とは思わなかった」と必死に駆け抜けた。

 これだけでは終わらない。ピッチの約8割を使って10対10のミニゲームも行うなど約2時間、汗を流した。アーノルド監督(50)は「1週間ハードワークできた。キャンプで戦術を導入し、さらに厳しく鍛えていく」と予告した。FWウイルソンも23日に来日してチームに合流。3月1日の開幕戦(対新潟)へ向けた準備は、ここから本格化する。