日本代表の東京MF高橋秀人(26)が、スポーツ用品メーカー「アンブロ」と契約したことが2日、分かった。近日中に発表される。今月から新スパイクを使用し、新シーズン開幕を迎える。関係者によると用具一式の物品提供に加え、年間契約料を含め、国内ではトップクラスの大型契約。足もとからしっかり固め、W杯イヤーを戦うことになった。

 高橋は12年からザックジャパンに定着。高さと技術を駆使しながら、チームのバランスを見ることができる若きボランチとして頭角を現してきた。国内を主戦場にしながら、将来性も高く「ポスト遠藤」の呼び声も上がるほど。アンブロと契約するG大阪MF遠藤に続く、看板選手として抜てきされた可能性は高い。

 現在の代表ではW杯メンバー発表まで、遠藤と長谷部に加えて台頭してきたMF山口らと、ポジションを争う。関係者によると、23人のメンバー入りした際には、同社は全面バックアップする方針だという。高橋モデルの特注スパイクを製作する可能性もある。所属する東京は現在、香港へ遠征中。大きな援護射撃を受け、高橋は開幕に備える。