J2磐田は4日、きょう5日のホーム群馬戦に向け軽めの調整を行った。前節栃木に完封勝ちし、DF菅沼駿哉(23)は2戦連続完封へ気合を入れている。「失点する度に、最終ラインを下げてしまっていた。前回、完封できたことで(危険な芽を)前からつぶしてアグレッシブにいけると思う」と手応えを口にした

 シャムスカ監督(48)は前節と同じ先発布陣を明かす。攻撃的な1ボランチの4-1-4-1も、守備ブロックの際はMF山田大記(25)MF松井大輔(32)がボランチの役割を果たし、4-3-3へ変化。中盤に山田、松井がいることで、菅沼は「パスコースもたくさんあるし、大記君とかボールを持てる人がためをつくってくれて、後ろはリスク管理の時間がつくれた」と振り返る。

 3バックの群馬に備え、チームは今週、3バック布陣にも取り組んだ。指揮官は「守備を意識したオプション」と説明する。最終ラインは菅沼、伊野波雅彦(28)藤田義明(31)で、菅沼は「いろんなオプションは武器になる。守備の人数をそろえるためで、1対1で負けなければ大丈夫だと思う」と話す。試合と練習を重ね、日々進化するチーム力を、ホームで発揮するつもりだ。【岩田千代巳】