J2横浜FCのFWカズ(三浦知良、47)が15日、東日本大震災で被災した児童が通う宮城県石巻市の門脇小で講義を行った。講義には約80人の児童が参加。それぞれの夢をつづった作文を、事前にすべて読んだというカズは「どれも素晴らしくて個性的」と話した上で「僕の夢はW杯に出ることです」と、いまだ持ち続けている夢を語った。

 またサッカー選手を夢見る児童と一緒にリフティングし、医者が夢という児童から「選手がけがしたらすぐ治せるから」と理由を聞くと「いいね~」と笑顔を見せた。全校児童113人に対して即席のサイン会も開き、「僕も夢に向かって一生懸命練習したから、今がある。夢に向かって頑張ることが大切」と呼び掛けた。