W杯で中断していたJリーグは今日19日に本格的に再開する。

 G大阪の新助っ人、ブラジル人FWパトリック(26)は、今日19日の甲府戦(万博)に途中出場でのデビューが濃厚だ。昨季所属した古巣との対戦となるが、19日は1人息子でブラジルにいるフェリペ君の3歳の誕生日。「試合が楽しみだし、ワクワクしている。古巣との大事な一戦で息子の誕生日。チームのサポートができれば」と勝利を目指す。

 189センチ、82キロのパトリックは、期限付き移籍で2日に合流後、今回が公式戦初のベンチ入りになる。長谷川監督は「自分たちがリードしていて、相手が前に出てくる状況で出場させるのが理想。パワーもキレもある」と期待を寄せた。

 G大阪のパトリックといえば、元カメルーン代表のFWパトリック・エムボマが有名。97年に加入し、28試合25得点で得点王になった。“2代目”パトリックは「G大阪はタイトルを過去に多く取っているチーム。その中に自分の名前を刻みたい」。ブラジルの新助っ人が新たな歴史を刻む。【辻敦子】