曜一朗くん、安心して欧州デビュー飾ってな!

 C大阪が今日2日の新潟戦(デンカ)で日本代表FW柿谷曜一朗(24)のスイス1部バーゼル移籍後、初勝利を目指す。

 柿谷の移籍後、チームは2分け1敗。最近6試合勝ちがなく、ここ13試合でわずか1勝と15位に低迷。柿谷が当時J2だった徳島からC大阪に復帰した12年以降、新潟との公式戦6試合でC大阪があげた3得点はいずれも柿谷のゴールだった。新潟キラーが抜け、今回の対戦では苦戦も予想されるが、ポスト柿谷として期待を背負うFW杉本健勇(21)やFW南野拓実(19)が後半戦スタートダッシュ弾を狙う。

 柿谷は2日(日本時間3日)トゥーン戦(アウェー)でのデビューの可能性が高い。移籍後も連絡を取り合っている杉本は2試合ぶりの先発復帰が濃厚。「曜一朗くんも試合を見て、結果を気にしていると思う。こっちは気にせんとあっちで頑張ってほしい。結果を残して報告したいし、上にいくためには本当に勝つしかない」と、今季4点目を誓った。

 新潟も5試合勝ちがなく、ともに勝ち点3を狙うタフな試合が予想されるが、次期エース候補の南野も思いは同じだ。7月30日には右足の張りを訴え、練習を一部回避したが、この日はフルメニューを消化。「足はもう大丈夫。ここで勝って後半戦に勢いをつけたい。(FWとして)責任も感じているし、自分のゴールで勝ちたい」と、今季初得点で柿谷の欧州デビューを前祝いする。【福岡吉央】