仙台は1日、元日本代表の鹿島MF野沢拓也(32)を完全移籍で獲得したと正式に発表した。今日2日のホーム大宮戦後にもチームに合流する。背番号は、鹿島の3連覇に貢献した07年から着けていた「8」に決まった。野沢は今季、若手の台頭もあってリーグ戦での先発はなし。8試合179分の出場にとどまり、最近2戦はベンチを外れていた。高い技術を持つ攻撃的MFには複数のJクラブが興味を示していたが、仙台側の熱烈なラブコールが実って獲得に成功した。

 仙台が3クラブ目となる野沢は「移籍というのは難しく、クラブやサポーターの皆さんにご迷惑をおかけしてしまう部分もあるかと思います。ただ、サッカーへの意欲と試合に向かう姿勢はどこへ行っても変わりません。タイトルに近づくために頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」とクラブを通じてコメント。渡辺晋監督(40)は「持っている資質は高いし、チームに最も必要だった部分。勝者のメンタリティーも注入してほしい」と話した。