横浜が新潟FW川又堅碁(24)の獲得に向け、正式オファーを出したことが3日までに分かった。昨季2位の名門は11位と調子が上がらず、W杯によるリーグ中断後も公式戦6試合を2勝3分け1敗と成績が振るわない。巻き返しの切り札として、昨季J1得点ランク2位の23得点を挙げながら、4戦連続ベンチ外と不可解な処遇が続くストライカーに狙いを定めた。

 横浜は今季、開幕前に清水から伊藤、川崎Fから矢島を新戦力として獲得した。しかし、神戸に移籍したマルキーニョスの穴が埋まらずFWの迫力不足がそのまま中位に甘んじる原因となっている。7月にブラジル人FWラフィーニャを獲得したばかり。クラブは積極的に動いている。ザックジャパン招集歴もある川又については、国内外のクラブが獲得へ熱視線を送っており、移籍を選択した場合でも争奪戦は必至の状況。Jの登録期限は15日と時間も限られており、難しいミッションとなる。