仙台にこの夏から加入したDF村上和弘(33)MF野沢拓也(32)MFハモン・ロペス(25)の3人が、明日9日のアウェー甲府戦でそろって初ベンチ入りする可能性が出てきた。7日の紅白戦の2本目で村上が右サイドバック、野沢が右MF、ハモンがFWとして主力組でプレー。渡辺監督は「ピッチに立ったらそれぞれの特長を発揮してもらいたい」と期待した。

 違った個性を持つ3人がメンバーに入るだけでも効果は大きい。村上の統率力、野沢の技術、ハモンの個人技を状況に応じて使い分けられるからだ。紅白戦で抜群のキープ力と視野の広さを披露した野沢は「勝っている時に自分たちでボールを支配することが重要。順位の近い相手だし、大事な意味を持つ試合」。リーグ再開後は精彩を欠いている仙台の起爆剤となり、5試合ぶりの勝利をもたらす。【鹿野雄太】