仙台FW武藤雄樹(25)が、今日9日のアウェー甲府戦でリーグ6試合ぶりに先発する可能性が高まった。8日のミニゲームでは、右膝を痛めて離脱中のFWウイルソンに代わって主力組でプレー。2トップを組む赤嶺との好連係でゴールに迫った。全体練習後にMF梁と居残りでシュートの感触を確認したアタッカーは「体のキレも上がってるし、チャンスを生かしたい」と闘志を燃やした。

 良いイメージを持って敵地に乗り込む。武藤が入団した11年以降は中銀スタで2戦2勝。ともに気温25度を超える中での戦いを制した。プロ1年目は出番がなかったが「去年も夏で、久々にスタメンで出て勝った。甲府は暑そうだけど、個人的に寒いよりはいいですから」とニヤリ。昨季はウイルソンの決勝点をアシストしており、今年も勝利に導く仕事をするつもりだ。

 新加入の野沢に加え、ハモンもようやく選手登録が完了して今節からベンチ入り。攻撃陣の激しいポジション争いを制すためにも、真夏に圧倒的なスピードを見せつける。【鹿野雄太】