J2磐田のブラジルW杯日本代表DF伊野波雅彦が28日、29歳の誕生日を迎え、代表への新たなスタートを誓った。この日、発表されたアギーレジャパンに選出されなかったが、向上心を高くキープ。「自分はまだ、そこにいるべきではないし、もう1度、一からやらないと入れないと思う。誕生日で新しいスタートを切る上で、自分の中で代表に行けるよう、一から少しずつ頑張っていきたい」と前向きな姿勢を示した。

 10日の福岡戦で左太ももを痛め、練習合流したばかり。「あとは体のキレ、コンディションさえ戻せれば」と復帰に向けて順調そのもの。離脱中にチームの守備ラインは3バックに変更。守備は安定する一方で、攻撃が少なくなり「攻守の切り替え、カウンターのスピードを上げてうまく自分たちでミックスする必要がある」と見据えた。最終ラインを統率するリーダーが戻る日も近い。【岩田千代巳】