清水は19日、今日20日の神戸戦に向けて非公開調整を行った。約1時間半のメニューで紅白戦を行い、ここ6試合で16失点と安定感を欠く守備の確認に時間を割いたようだ。

 神戸には、現在得点ランキング2位のペドロ・ジュニオールや日本代表MF森岡ら強力な攻撃陣がそろう。一方、清水はDFカルフィン・ヨンアピン(28)が左膝の精密検査で一時帰国するなど主力欠場の苦しい状況が続く。DF平岡康裕(28)は「間違いなく、後ろが踏ん張れるかが鍵。出た選手が責任を持ってやるしかない」と、自らに言い聞かせるように話した。

 チームはここ4試合勝ち無しで、順位は13位に後退。降格圏の16位C大阪との勝ち点差もわずか2と厳しい戦いを強いられている。守備陣の復活から、巻き返しの糸口をつかみたいところだ。【前田和哉】