<J1:名古屋2-0甲府>◇第24節◇20日◇瑞穂陸

 名古屋の新人MF矢田旭(23)がリーグ戦初ゴールを決め、3月23日神戸戦以来となるホームでの白星を飾った。甲府の守備に攻めきれずにいた前半29分、MFレアンドロ・ドミンゲスの縦パスに飛び出し、利き足ではない右足で流し込んだ。出場12試合目でのリーグ戦初ゴールに右手を突き上げ「振り抜くことだけを考えていた」。祝福する仲間と笑顔を見せた。

 公式戦ではナビスコ杯と天皇杯で2ゴールしているが「リーグ戦はまた違った感じでうれしい」と喜びは格別の様子。先発出場しながらも結果が出ずに苦しんだ時期もあった。明大卒のホープは「結果を出さないとと思っていた時に、ゴールを決められたことは良かった」。永井も2戦連発弾を決めるなどリーグ戦での連勝は3月以来だが、西野監督は「決して内容はほめられない」と気を引き締めていた。