清水は22日、今日23日のG大阪戦に向けて非公開で最終調整を行った。7月末に就任した大榎克己監督(49)にとって、現役時代を共にした長谷川健太監督(48)と初対戦を迎えるが「今、自分のことをどうこう言っている状況じゃない。どこが相手だろうと勝たなければいけない」と勝ち点3だけに集中した。

 現在、5戦勝ちなしの清水に対して、G大阪はブラジルW杯による中断明けから8勝1分け1敗と好調を維持。さらに、リーグ戦では09年から8戦未勝利中と相性も悪い。それでもDF平岡康裕(28)は「勢いのあるチームに勝てれば、逆に勢いがつく」と話す。残留に向け、チーム一丸でピンチをチャンスに変えるしかない。【前田和哉】