仙台FW武藤雄樹(25)が、明日5日にホームで戦う東京の日本代表MF武藤嘉紀(22)に対抗心を燃やした。Jで唯一の同姓の相手は最近6戦6得点と絶好調だが「特別ライバル視してるわけじゃないけど、この試合に関しては自分が決めて勝つつもりでやる」とキッパリ。前節川崎F戦で21試合ぶりに出番がなかった悔しさもぶつけ、8月16日清水戦以来の得点と勝ち点3を奪うつもりだ。

 ドリブルを得意とするプレースタイルも同じだ。自身も「特徴が似てるからこそ(比較されて)言われる」と話す。東京は武藤のほかGK権田、DF太田、MF森重と守備陣に代表3人を擁し、最近14試合負けなし。7月の対戦では0-3で敗れただけに「中央にいい選手がそろう堅い守りを崩したい」と雪辱を誓った。4年目で才能が開花しつつある仙台の武藤が、期待の新星から主役の座を奪ってみせる。【鹿野雄太】