J2磐田の名波浩監督(41)が選手に「ノーベル賞」イズムを注入した。

 物理学賞を受賞した静岡・浜松市出身の天野浩氏(54)が、研究に息詰まった際、師匠で共同受賞する赤崎勇氏の「人の役に立つためにやっている」との言葉で前を向いたエピソードを出し「僕らにも通じるものがある」と説いた。社会のストレスを抱えた観客もたくさんいる中、指揮官は「ストレスを発散して帰りたい人たちのために、気持ちよく勝つことが大事」と選手の気持ちを高めていた。