J2山形は17日、山形ユースGK摂津颯登(18)の来季加入内定会見を在学中の霞城学園高(山形市)で行った。秋田出身の190センチの長身GK。すでにJリーグ特別指定選手で2種登録され、定期的にトップチームの練習に参加している摂津は「あこがれのチームに入団できてうれしい」と甘いマスクをほころばせた。

 ユースからのトップチーム昇格は5人目で、GKは初。強化担当の石井テクニカルダイレクターは「(持ち味は)長身を生かした積極的守備。伸び幅があるのも魅力。日本を代表するGKになってほしい」と期待。同席した横戸隆校長(55)も「本校にとって初のプロスポーツ選手。県民に愛される心身ともに一流の選手になってほしい」とエールを送った。

 プロ野球ソフトバンク摂津は父方の遠縁。摂津は「親戚の方の活躍は刺激になります。自分もリーダーシップを発揮できるようになりたい」と決意を語った。【佐々木雄高】

 ◆摂津颯登(せっつ・はやと)1996年(平8)10月5日、秋田県湯沢市生まれ。湯沢北小1年からサッカーを始め、同6年からGK。湯沢北中では横手FCサンヴィゴーレ所属。高校入学と同時に山形ユース入り。12年、U-16日本代表候補合宿に参加。今年6月、Jリーグに出場可能な特別指定選手として背番号40で2種登録。家族は祖父母、両親、兄。190センチ、75キロ。血液型A。