清水のMF石毛秀樹(20)が、今日26日の広島戦で自身初のホーム3戦連続ゴールを狙う。25日は、三保グラウンドで非公開調整。約1時間半、セットプレーや広島対策に励んだ。攻撃的なポジションでの先発が濃厚となり「シュートの感覚は悪くない。どんな形でもいい。チームの勝利のために点を取りたい」と気合を入れた。

 前節新潟戦では、前半12分にDF平岡康裕(28)が流したボールを頭で押し込み、先制弾。J2降格圏の15位に浮上する大きな勝ち点3獲得に貢献した。5日のC大阪戦でも快勝につながる先制点を記録。本拠地で2試合連続得点と調子をあげてきた石毛に、大榎克己監督(49)も「練習から(シュートが)決まるようになってきている」と、手応えを口にする。

 プロ3年目の今季も残り5試合。チームは残留争いの渦中に立たされている。この日、クラブハウスの駐車場出口には、今季2度目の連勝を願うサポーターから「明日も最幸の日にしようぜ!」との横断幕が掲げられた。石毛は「(サポーターの)思いに応えたい。自分が、最幸の日にします」と力強く誓った。チーム、そして自らの勢いをさらに加速させる一撃をネットに突き刺す。【前田和哉】