川崎FのMF中村憲剛(33)が27日、今季オフに左足首の手術を受ける可能性があることを明らかにした。足首内側にある骨棘(こっきょく)と呼ばれる骨の突起が神経を刺激して痛みが出ており、選手生命を延ばすためにも周囲からは除去手術を勧められている。

 4月22日のACL蔚山現代戦で負傷して痛みが出ていた。9月3日のナビスコ杯準々決勝C大阪戦、今月9日の準決勝G大阪戦は痛みがピークに達して欠場。前日26日の甲府戦は後半から途中出場した。休養をとれば炎症は引くが、優勝争い中で痛みをおして強行出場を続けてきた。

 過去、体にメスを入れた経験はなく「この2カ月間、ストレスとジレンマとの戦い。結論は出ているような気もするけど、あとは俺の覚悟次第ですね」と胸の内を明かした。スタッフらと話し合い、11月末をめどに決断する模様だ。