弱点を克服して勝つ。仙台は明日2日、アウェーG大阪戦に乗り込む。前節柏戦はFKからの2失点で5試合ぶりの黒星を喫した。渡辺晋監督(41)は「昨日(30日)も全員で映像を見て分析したし、練習の中でも確認している」と対策を徹底。10月31日の練習は非公開だったが、試合前日以外では異例ともいえるセットプレーの確認を行った模様だ。

 JでNO・1の高精度キックにも屈しない。リーグ2位の53得点を誇るG大阪は、前節東京戦で元日本代表MF遠藤の技あり直接FKで勝利。セットプレーが大きな得点源となっている。リーグトップ13アシストの右足には警戒が必要だが、指揮官は「神経質になって縮こまるのは嫌なので『自信を持って行け』という形で送り出したい」と力を込めた。今季2度の対戦でいずれも無失点に抑えた相手を封じ込め、5月から遠ざかっている敵地での勝ち点3を奪う。【鹿野雄太】