<J1:C大阪1-3甲府>◇第31節◇2日◇ヤンマー

 C大阪が甲府との残留争い直接対決に敗れ、次節にも降格決定の危機に追い込まれた。前半25分にFWカカウ(33)の今季4点目で先制しながら、後半17分からわずか11分間で3失点と守備が崩壊した。大熊裕司監督(45)は「1点取られた時に強いメンタリティーを出せなかったのが敗因」。DF酒本も「1点目取られた時に、ガクッときすぎてしまった」とうなだれた。

 「絶対残留」の横断幕が掲げられた2万3378人が集まる客席からは、ブーイングが起こった。J1出場100試合目の節目だったMF扇原は「頭の整理がつかない」と一言振り絞るのがやっとだった。17位C大阪は、次節14位仙台に敗れ、15位清水が名古屋に勝利すると降格が決まる。残り3試合。次節と最終節大宮戦では、まだ下位との直接対決が残っている。崖っぷちから脱出するには、勝利を重ねるしかない。