C大阪のFW南野拓実(19)が逆転残留に向け、本職のFWに専念する。降格圏17位C大阪は19日、大阪市内で22日のアウェー仙台戦に向け練習を行った。残留争いのライバルとの直接対決で、エース候補の南野がユース時代に活躍したポジションに戻ってきた。FWで調整を重ねる南野は「いい感じ。前の方がやりやすいし、自由にやらせてもらってる」。DF扇原も「拓実がのびのびプレーできることで、攻撃の形が作れるようになった」と太鼓判を押す。

 ユース時代から見てきた桜色のユニホームをJ2に落とすわけにはいかない。同じユース出身のFW永井も「昔からセレッソにいる僕らが今、残留させられるチャンスをもらっている。拓実も生き生きプレーしてるし、勝てば自信がつく」とこの一戦に懸ける。8月30日以来となる19歳の1発で、C大阪が残留への階段を駆け上がる。