J2磐田は24日、浜松市内で今季のシーズンシート購入者を招いた感謝の集いを開催。名波浩監督(41)が30日から始まるJ1昇格プレーオフに向け、決意表明した。

 23日にリーグ全日程を終えた磐田は浜松市内のホテルで、サポーターの熱意を受け止めた。名波監督、スタッフ、札幌戦で右太ももを負傷したDF森下俊を除く27人の選手は、今季のシーズンシート購入者を招いた感謝の集いに臨み、約800人の出迎えを受けた。今季残り9試合で指揮を執り、2勝2敗5分けで終えた名波監督は「申し訳ない気持ちでいっぱい」とあいさつ。会場到着前は参加者が100人程度と想像していたことを明かし「我々は愛されていると思う」と感謝した。その上で、こう続けた。

 名波監督

 その思いを受け止めて、絶対に負けられない戦いを勝ち抜いていきたい。

 開幕前はJ2優勝でのJ1自動昇格が目標だったが、リーグを4位で終えた。不本意な成績だったものの、J1昇格をかけたプレーオフというチャンスはある。30日に準決勝、来月7日には決勝を控える。MF松井大輔(33)は壇上で「本当なら、この時期に自動昇格していると思っていた」と本音を吐露した後、選手を代表して決意を表明した。

 松井

 まだちょっと僕たちには早かったのかなと思う。あと2回絶対に勝って、絶対にJ1に行きたい。みんなで上がりましょう。

 大事な舞台に備えたチームは、熱いサポーターの激励を受け止め、気持ちを切り替えた。【岩田知代巳】