仙台への期限付き移籍を終え、来季から清水へ復帰するMF八反田康平(24)が22日、クラブハウスを訪れた。この日から来季に向けた自主トレを開始。午前11時半から室内で体幹トレーニングやランニングなど約2時間にわたりみっちりと汗を流した。八反田は「最初が肝心。良いスタートが切れるように、体を作っていきたい。クラブハウスが開いてる間は動かすつもりです」と話した。

 1年間所属した仙台では、右太もも肉離れのけがも重なり、出場はわずか3試合。それでも「思い描いたものとは違ったけど、守備の意識など得るものも大きかった」と収穫を口にする。再起を懸けて臨む来季は、MF本田拓也(29)らとの定位置争いが待ち受ける。八反田は「置かれている状況が厳しいことはわかっている。より一層、自分に厳しくやっていきたい」。自らに言い聞かせるように語った。【前田和哉】